今年もやって参りましたホビーフォーラム.ミニカー界では結構有名な展示会のようで朝から大混雑.とにかくお客さんが多くて最後まで全景を撮影することが出来ませんでした.まともな写真がありませんが会場の雰囲気をお伝えします.
今回の仕様はSLDW仕様でブーム長2.3m,ジブ長1.2mになります.フル装備よりはジブが1m程短くなっています.カウンターウエイトパレットは通路にはみ出るので外してあります.机の上にスーパーリフト仕様のクレーンが4機鎮座しています.
本体付近からいつものアングルで.ブームを塗装したので昨年よりは本物らしくなりました.
ブーム上に設置した第5ウインチはラフィングの起伏用です.このウインチはCC8800用に開発されたものでモーターがドラム内部に格納されています.直江津で見かけたCT12000のSHL仕様のウインチと同じものを製作しようと思いましたが時間足りず,CC8800製作計画も頓挫しておりもったいないので流用することにしました.
今回の展示用に最も作り直したのはラフィングジブです.今までず〜っとその場しのぎの木製ジブを使い続けてきましたが,やっと作り直すことが出来ました.写真での見た目は全く同じですが,グラスファイバーパイプ,木,真鍮と目的に応じて材料を選択し強度を保ちつつ計量化を実現しています.もちろん接続にはピンを用いており組立てが大幅に楽になりました.
ジブボトムは根元を真鍮板で作りました.ジブバックストップが当たる部分は,これから何らかの部品を取り付けるので真鍮パイプを用いています.以前作ったものはこんなに適当でした.
ジブトップも作り替えました(旧タイプ).1号機のシーブは直径が25mmでしたがその後の設計でいろいろな場所に矛盾が生じたのでサイズを20mmに変更しました.それに伴い旧シーブを使っている250tフックが使えなくなったので1本掛のシングルフックにしました,と言うのは言い訳で時間が無かっただけです.
今まではその場で張替えていたペンダントロープもステンレス製になりました.糸張の手間が減り重負荷によって伸びることもなくなりました.
ラフィングリアポストとペンダントロープとの接続が実機と異なっています.これはブーム上の第5ウインチがペンダントロープと見事に干渉したのが原因です.左右のペンダントロープの間隔がブームの幅と同じなら干渉しないので,部材を追加して拡幅しました.
ペンダントロープは左右2本ずつあるので数も膨大です.フル装備にするならば全部で60本程度作らないといけません.
ペンダントロープの接続部分です.直径3mmの真鍮パイプの先を潰して2mmの穴を開けました.その後ステンレスワイヤーを挿し込んで半田付けしました.パイプは握力依存の圧着ペンチで潰したので手が筋肉痛になりました.
CT15000を始めとする重機研製模型は1/35というスケールのため展示すると迫力がありますが,逆に設置に手間がかかる,広い場所を必要とするのが難点です.個人のブースではないのでもっとコンパクトで準備・撤収も容易な作品でないと駄目かも.来年はもっと簡単に設置できるものにしないといけないかな.一人で準備するのにも限界がありますし,昔の様な体力依存の展示は体にも辛い年頃になってきましたから.
会場では他の方の作品を生でじっくり観れてとても刺激になりました.また多くの方から大変興味深い話を伺うことも出来ました.展示会は自分の作品の発表以上に,この様な交流も出来る点が素晴らしいと思います.このような機会を提供して下さったケンクラフト様にこの場を借りてお礼申し上げます.